第30回臨時大会
昨日、仙台市民会館会議室において東北地本第30回臨時大会を行いました。
コロナウイルス感染対策として入り口に消毒液を設置し、換気、距離をとりながらの開催となりました。
出席代議員8名、運営委員6名の出席があり、活発な議論が展開されました。途中全国本部石原副代表による「オンライン来賓挨拶」をいただき、全国本部の取り組みが紹介されました。
今年はコロナウイルスの流行にあたり、特別決議を採択しました。以下掲載します。
特別決議
新型コロナウイルス感染症( COVID-19 )の出現は、長い間かけて作られてきた私たちの社会を根底から破壊するほどの衝撃で世界中を恐怖に陥れた。 特に人との接触を避けることは、音楽家や舞台に携わる者にとってその活動を著しく制限され、このジャンルにおいて職業そのものが危機的状況にある。 オーケストラにおいては、日本の場合そのほとんどが公益法人であるため内部留保が叶わず、緊急時における資金調達が困難で、長期の公演中止や延期が運営に極めて深刻な影響を及ぼしている。 いわゆる「自粛」の期間中、行政や民間からさまざまな対策が講じられ、未曾有の状況下、それらは一定の効果があったと見ることができるだろうが、再び感染症の流行が繰り返され、自粛や経済活動に制限が及ぼされれば国民が疲弊してしまい、日々の生活に希望を持つことができなくなるだろうし、文化的な活動も衰退に向かう可能性が高い。 このような危機的状況の中、日本音楽家ユニオンは行政に対し積極的な提言を行い、フリーランスの音楽家やオーケストラへの支援を実現してきた。またFIMを始めとする国際的な文化活動への支援要請は、各国で次第に成果を上げ始めている。今後さらに音楽家の力を結集させ、社会が危機に瀕している時でも文化と音楽が確実な活動を継続できるように、さまざまな運動を展開させてゆく必要がある。 文化と音楽が傷ついた人々を癒やし、心に希望を灯す事は過去の例を見るまでもないが、東北で活動する音楽家たちがその役割を今後も果たし続けられるよう、さまざまな連携を深めながら、「音楽家のユニオン」としての運動をより強いものとしなければならない。 以上、決議する。
2020年7月15日
日本音楽家ユニオン東北地方本部
第30回 臨時大会
0コメント